季節のこよみ・花のこよみ「小春日和」

旧暦の10月、つまり新暦では11月から12月の上旬を「小春」といいます。

寒さが続く中で、暖かな陽射しに恵まれ、まるで春のような陽気になるときがあります。それを「小春日和」といいますが、そんな日が続くと春の花が勘違いして咲きだすことも…。

気温が上昇するだけでなく、その他の条件も必要ですが、今年は台風の影響も重なり、各地で桜の開花がニュースになりましたね。

これからお正月にかけて使われる「木瓜」は、春に花を咲かせますが、その後、人為的に葉を落としたり、枝をつめたりして、この時期に花を咲かせます。「狂い咲き」なんていわないでくださいね。「帰り花」という素敵な名前があります。