季節のこよみ・花のこよみ『菖蒲華』

今年は西日本の梅雨入りが遅れました。
ちょうど梅の実が熟すころに雨期に入ることから「梅雨」となったとされています。
またカビが生えやすい時期であることから「黴雨」が語源との説も。

二十四節気の「夏至」の次候は「菖蒲華」(あやめはなさく)。
この花の開花が梅雨到来の目安とされています。
春のいちはつからはじまり、著莪(シャガ)、花菖蒲(ハナショウブ)、燕子花(カキツバタ)、…とこの時期いけばなでもアヤメ科の花をよく使います。

昨日花屋さんに行くと「今年のカキツも終わりかな…」と。
アヤメ科の花が終わりになると、本格的な夏がはじまります。