季節のこよみ・花のこよみ「師走」

「師走」になりました。

もともとは、旧暦の12月を指す月の呼び名でしたが、最近は新暦の12月にも使われるようになりました。
その由来には、「年が果つ」→としはつ→しはつ→しはす→しわすとなった説、「師」が忙しく「走る」ので「師走」となった説など諸説あるようです。「師」とは、僧侶や御師とも、学校の先生とも。一説には「お花の先生」とも。

12月になると花屋さんも忙しくなります。お正月によく使われる松や千両は「松市」「千両市」…この品目のためだけの競りが開催され、お花屋さんに届きます。大田市場ではこの競りのときに、セリ人が法被を着用。年間の競りの中でも、セリ人が法被を着るのは、この「松市」「千両市」と「初市」の3回だけと聞いたことがあります。